たとえ介護が必要になっても、できる限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるように、住まいの確保をはじめ医療・介護・生活支援・リハビリテーションなどが包括的に提供されることが重要で、これを地域包括ケアシステムと言います。
2025 年には団塊の世代の方々が75歳を迎え、超高齢化社会の進行に拍車がかかることが予測されているため、地域に暮らす人々の尊厳を保ち、自立した生活のサポートを目的とした地域包括ケアの推進が求められています。
真正会では図のように、入院や外来(医療)、通所や訪問(介護)などのサービスを展開して、地域の方々が安心して暮らし続けられるよう、それぞれの施設や専門スタッフが互いに連携するなど一体的に地域包括ケアを実践しています。
年に一度、法人の開院記念日に合わせて開催。日頃、お世話になっている地域住民の方々に、感謝の気持ちをお伝えする目的で、心を込めた手作りのお祭りを実施しています。地域の方々が主体的にご参加いただけるステージを中心に、職員による模擬店やバザー、お子様が思いっきり楽しめる遊戯スペースも用意。毎年1000人規模の来場者数を記録するほど、地域で人気のイベントとなっています。
認知症になっても、この地域に住み続けたい…。そんな願いを叶えるため、地域で共に暮らしていく取り組みとして「オレンジカフェ(認知症カフェ)」があります。認知症ご本人・ご家族・地域住民・専門職が集い、共に語らい、おだやかな時間を共有しています。
また、東日本大震災や熊本地震の際には、医師、看護、介護、リハビリ、事務職などさまざまな職種で構成したチームで、被災地・被災者の方々に求められる支援活動に従事してきました。